【デスコア】Graves 「Do Inverso Ao Rumo Certo」(2015)

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アルバムについて

ブラジルはサンパウロ出身のデスコアバンドのアルバム。

トラックリスト※赤字はお気に入りトラック

01. Acromato
02. Livre Ao Martir
03. Do Inverso Ao Rumo Certo
04. Cegos Ao Incerto
05. Declinio
06. Inconsequencia

お気に入りの曲

01. Acromato
04. Cegos Ao Incerto
05. Declinio
06. Inconsequencia

好きなところ:

テクニカルな演奏が格好いいところ。

好きではないところ:

複雑さが強いので、とっつきにくさが気になる点ですね。

非常にテクニカルでプログレッシブなサウンドが特徴的な作品

かなりテクニカルで相当の技巧派揃いのバンドだと思わせるほどにとんでもなく技術レベルの高いメンバーで作られた作品であるという印象です。歪んだギターはDjentサウンドとも受け取れ、どこか一筋縄にはいかない曲者といった印象を受けるバンド。曲から聴こえてくる各パートの複雑さはインパクトが強く、それほど激しさを感じさせないものの、高次元での演奏レベルに一つ一つ驚かされ、想像もできない世界観にただただ驚かされるばかりです。

テクニカルな演奏は相当癖があるので聴き手を選びそうな印象

はっきり言って演奏自体相当難しく、理解するのに結構大変なイメージで、安易に手を出すと各曲の良さに気付くのが難しいかもしれません。テクニカルなナンバーであるから敷居が高いのはわかっているつもりなんだけれど、やっぱり気持ちがついて行くのは大変。でも高次元で作り出された相当レベルの高い演奏が繰り返されるので、結構限定的に一部のファンには相当崇拝されそうな印象も受けますね。相当聴き手を選び限定しそうなサウンドだと思います。

難解だからこそその深さを突き詰めて理解しようとする努力が必要になってくる

どうもこの手のテクニカルな作品というのは相当聴き手を突き放しているというか、優しくないんですよね。まあ優しいなんて生易しいことを言っていったら痛い目にあいそうですけど、どうも近くに寄せることのできない距離感を感じてしまうのですよ。まあ分かり切ってはいるけど、まだまだ聴きこみが足りないんでしょうね。どうも距離が一向に縮まらないもどかしさに苦しんでいる自分がいます。あまりの高いレベルでの演奏のおかげでね…

この先もきっと変わらないだろうその音楽性は余計に聴き手の層が大きく分かれそう

音楽性はきっと変わらないだろう、そう思えるのは難しい想像ではないにしろ、これほどまでに敷居が高いサウンドであるからしてやっぱりいくらこのアルバムを聴きこんでも陳腐な言葉しか出てこない気がするんですよね。とにかくプログレッシブでテクニカルで複雑怪奇なサウンドで構成されている、といったような表現しかできない自分のスキルの低さに情けなさを感じるというか。

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ただ、複雑で分かりにくいサウンドでありながら、決してこちらも突き放してしまうようなサウンドではなく、結構格好良くてテンションも上がる部分があるのが不思議なんですよね。聴いていて辛くないというか。本当に難解すぎるともうお手上げになってしまうし、聴くテンションはダダ下がりになってしまうので、そうはなっていないことが不思議で仕方がない。精神的に削られるアルバムっていうのは存在しますからね。目の前には音の塊が踊っていて、それに触れようとするとじわじわなのか、それ以上に速いスピードなのかそれは曲にもよるけど、とにかく奪われていく感覚が末恐ろしい。そういう曲が存在していること、そしてそれに触れて実際に体力が奪われてもう何もしたくない考えたくないなんて言う状態になったのを今年になって初めて体験しました。これは私が歳をとりすぎたせいなのかもしれないけどね。だからこのアルバムもどんどん体力を奪っていくのかな…とちょっと心配しかけたけど、そうはならなかった。だからいまだにこのアルバムを楽しむことができているんだけれどもねえ。

お勧めの曲について

私のお勧めの曲は以下の通りです。

#1「Acromato」
#4「Cegos Ao Incerto」
#5「Declinio」
#6「Inconsequencia」

#1「Acromato」

グルーブ感溢れる曲の出だしがいいですね。乗りの良さも手伝って、聴いていて楽しくなるナンバーです。そして複雑でテクニカルな演奏が繰り出されて相当このアルバムは難解な作品だなと身構えてしまいました。ただし非常にノリの良さもあり、結構聴いていて体がうずいてしまう部分もあります。

#4「Cegos Ao Incerto」

ミドルテンポで突き進むナンバーですが、カオス的な混沌とするサウンドの塊に少々戸惑ってしまいますね。テクニカルなサウンドも、複雑さが絡み合うとカオス状態になるという事象を体験できたことにちょっと驚き。うーん嫌いじゃないですね、この混沌としたサウンドの塊。まあ難しい演奏をしているので安易に近づくことのできない敷居の高いものではありますけど。ブレイクダウンもそつなく盛り込んでくるのがなんとも格好いいですね。

#5「Declinio」

エレクトロ要素の強い出だしで始まるこの曲はアップテンポのリズムで警戒に進んでいく様に強い格好良さを感じ、聴いていて非常にノリの良さが特徴的です。またブレイクダウンパートがめちゃくちゃ格好良いんですね。複雑な演奏が多くを占めるかと思いきや、結構複雑ではないパートもあり、敷居の高さは一旦落ち着いた印象を受けます。

#6「Inconsequencia」

疾走感溢れる出だしに気を良くしつつも、テクニカルな演奏もがっつり聴かせてくれるナンバーです。メタルコア要素を強く感じさせてくれるところが実に格好いいですね。ブレイクダウンパートがめちゃくちゃ格好いいんです。

本作のマイナスかなーって思うところは?

複雑さが強いので、とっつきにくさが気になる点でしょうかね。あまりに複雑さが強いと結構精神的に参ったりしますからね。

色々語ったけど・・・ぶっちゃけ本作ってどうなの?

テクニカルな要素が強いのは少々聴き手を限定しそうで、多くの人が避けてしまいそうになるのでしょうけど、そこまで複雑さがきついというと抑え気味ではあると思います。難解すぎるアルバムはちょっと…という人もこの作品はそれほどきついわけではないので、試してみるといいと思います。私は複雑さが気になりつつも、曲の格好良さに気づくことができたので、じわじわとこの作品にはまりつつあります。

映像

Acromato

評価

★★★★★★★★☆☆ (8.0)

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