【デスコア】Upon A Burning Body 「The World Is My Enemy Now」(2014)

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アルバムについて

アメリカはテキサス州サンアントニオ出身のデスコアバンドのアルバム。

トラックリスト※赤字はお気に入りトラック

01.Red Razor Wrists
02.Scars
03.Fountain Of Wishes
04.Bring The Rain
05.Pledge Your Allegiance
06.The New Breed
07.A Toda Madre O Un Desmadre
08.Judgement
09.The World Is My Enemy Now
10.Blood, Sweat And Tears
11.I’ve Earned My Time
12.Middle Finger To The World

お気に入りの曲

02.Scars
05.Pledge Your Allegiance
09.The World Is My Enemy Now
10.Blood, Sweat And Tears
12.Middle Finger To The World

好きなところ

・とにかくヘビーで重苦しさが凄まじいところですね。

好きではないところ

・あまりにヘビーになりすぎている点ですかね。

説明

はっきり言うと、私はUpon A Burning Bodyのデスコアサウンドが相当のお気に入りで、贔屓目で見てしまいそうになるほど惚れ込んでいるバンドであり(Upon A Burning Bodyの名前で思い出したけどBlind Witnessなんていうバンドも相当惚れ込んでたっけな・・・解散しちゃったけど。「Nightmare On Providence Street」は名盤ですよ。(実は生きてる?))、完全ぶち切れな超絶ブルータルなデスコアサウンドが他のデスコアバンドと比べても特別視してしまうほど格好良いと思っている程なので、前作「Red White Green」への思い入れも相当熱く、本作への期待度も相当高いものだったのですが・・・

あれ?なんだかミドルテンポで落ち着いた印象の曲が多く並んでいる・・・これは少々悩ましい作品だと思いました。

なにせ前作「Red White Green」で聴かせてくれた#2「Sin City」や#3「Once Upon A Time In Mexico」、#7「Mimic」に#8「Predators」に#9「From Dusk Till Dawn」、#10「Planet Terror」、#11「The Island Of Lost Dreams」などなど・・・こういった攻撃的な曲が出てこない・・・これは参った。というのが第一印象。

Upon A Burning Bodyのサウンドがぶち切れていない・・・。

落ち着いただと。これはいかんともしがたいですね。

アルバム全体的にはヘビーさや重苦しさを出した曲を前に出したような、どちらかというと縦ノリで曲にあわせて乗り易い曲が多いかな、というのがまず感じた印象ですね。

繰り返しになりますが、本作は過去の作品と比べて速さは控えめで攻撃的な要素は少々抑え気味で、ヘビーさが増している、という印象を感じますね。尖っている印象は多く感じることは無い代わりに、勢いではなくしっかり腰を落ち着かせてヘビーさに重点を置いたような印象を受けます。

本作のうりについて

先述した通り、速さや刺々しさは過去の作品ほどは感じず(過去の作品自体があまりに攻撃的で刺々しい若さから来る攻撃的衝動が強かったからなのかと推測してしまいますが・・・)、サウンドの重さを重点に置いたような重苦しい空気が充満したようなどす黒い世界観を感じる作品ですね。とはいえ、過去の作品と比較して本作を見てしまいがちですが、純粋に他とを比べることなく本作を評価すると、実にヘビーでブルータルなデスコア作品であるかと思います。

重苦しいが故にブレイクダウンパートの破壊力もなかなか強烈なものだし、ミドルテンポだけど一緒にライブで乗れそうな曲もあり、聴きやすさは過去の作品よりも上かなと思いました。激しさや刺々しさ、勢いといった部分では少々物足りなく感じてしまうかもしれませんね。

個人的には前作「Red White Green」で聴かせてくれた#2「Sin City」のような勢いの凄まじい曲を期待していたので少々肩透かしを食らってしまったというのが正直な気持ちです。

でも#5「Pledge Your Allegiance」や#10「Blood, Sweat And Tears」では勢いを感じさせてくれるパートがあるので決して諦める事無く聴いてみるとなかなか聴き応えのアルバムだということが分かります。

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お勧めの曲について

私のお勧めの曲は以下の通りです。

#2「Scars」
#5「Pledge Your Allegiance」
#9「The World Is My Enemy Now」
#10「Blood, Sweat And Tears
#12「Middle Finger To The World」

#2「Scars」

出だしが少々勢いがあるものの、ミドルテンポでかつ縦ノリのアップテンポで押し来るヘビーな曲で、一緒にヘドバンしたくなるほどにガツンとそのヘビーさを感じさせてくれるところが格好良いですね。曲の途中でいきなり走り出すようなパートもあってその点も格好良いです。

#5「Pledge Your Allegiance」

結構テンションが高く、これまたノリの良い曲ですね。ブラストパートも使われていてかなりブルータル度は高いし、ヘビーなブレイクダウンパートも多く使われていて、聴いていて暴れたくなるほどに格好良い曲だと思いますね。

#9「The World Is My Enemy Now」

アルバムタイトルナンバーですが、これまたリズム重視のヘビーなパートが中心ですが、少々アップテンポのパートもあり、その疾走感は格好良いですね。この曲も一緒に乗れそうなパートがあり、リズム重視のサウンドでライブでは実に一緒に暴れたくなるナンバーです。ヘビーなパートが実にえぐいほどブルータルです。

#10「Blood, Sweat And Tears

少々アップテンポで疾走するパートが実に格好良いですね。この曲がアルバムの中では走っている曲だと思います。なんというかドライブ感を感じるというか一番ライブでも盛り上がるんじゃないかと思うくらい格好良いナンバーだと思いますね。うん、実に格好良い。。。

#12「Middle Finger To The World」

この曲もなかなか疾走してくれるので格好良いんですよね。ぶち切れ感は無いですが、メロデス風なパートに乗せて激しく攻め立てる組み立ての曲でなかなか格好良いし、ヘビーなパートもあり、かつクリーントーンのボーカルのコーラス部分も聴き応えありでなかなか良い感じのナンバーですね。

本作のマイナスかなーって思うところは?

前作と比較するとかなりスピードダウンした点をマイナスと捉えるかは判断しづらい所ですが、スピードや勢いを前作どおりに期待するとマイナスになるかもしれませんね。ヘビーで重苦しさに格好良さを見出せてくる頃になれば十分本作の格好良さに惚れ惚れするかもしれませんけどね。

色々語ったけど・・・ぶっちゃけ本作ってどうなの?

Upon A Burning Bodyに対して個人的に求めているものが、勢いに任せたぶち切れサウンドであったがために求めているものが本作に多く収められていなかった、というと相当レビューとしてあまり宜しくないとは思いつつ、かなり偏った見方でレビューを書いてしまったかなと思い、アルバムに対する評価も良いと思える内容にはなっていないかと思うので、公平で思い入れを外して本作と向かいあうべきかなと思いました。

本作としてはデスコア作品として十分格好良さや作品の完成度など、かなり出来栄えは良いと思うし、そういう点を個人的な思い込みを持ち込まずにレビューを書くべきだと思うし、本作の良さを十分伝え切れていないとは思うので、もう少し本作を聴きこまなければいけないなと思いました。Upon A Burning BodyはSuicide Silenceと同じくらいの評価を受けてもいいと思うほど、良いバンドだと思いますしね。

知名度の低さがあるがゆえに、Upon A Burning Bodyの作品もデスコア好きの人に聴いて欲しいし、Suicide Silenceの新譜「Suicide Silence 「You Can’t Stop Me」」が気に入った人に本作をお勧めしたいです。

映像

Scars

評価

★★★★★★★★☆☆ (8.0)

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