【デスコア】Entities 「Novalis」(2014)

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アルバムについて

アメリカはカリフォルニア州北部サクラメント出身プログレッシブデスコアバンドのアルバム。

トラックリスト※赤字はお気に入りトラック

01. Oni
02. Esuna Ft. Nick Arthur
03. Synthetic Divinity
04. Azure
05. Genetic Drift
06. Paramnesia
07. Mother Gaia
08. Crestfallen
09. Spirits Ft. Tomas Raclavsky
10. Chrysalis Ft. Matt Youkhana
11. Adversity
12. Return To Reform

お気に入りの曲

01. Oni
02. Esuna Ft. Nick Arthur
03. Synthetic Divinity
05. Genetic Drift
06. Paramnesia
08. Crestfallen
10. Chrysalis Ft. Matt Youkhana
12. Return To Reform

好きなところ

美しさと激しさが上手く調和されているところ。

好きではないところ

激しさを求めるには少し物足りないかな。

説明

非常にプログレッシブで、テクニカルで、時にサウンドに透明感を感じる美しさを漂うわせたかの様な印象を受けました。所々激しさを感じさせるアグレッシブなサウンドを聴かせるものの、リズムチェンジを繰り返し、難解なリズムによって作品の複雑さはかなりのもので、曲の構成自体先が読めない非常にわかり辛さを感じ、プログレッシブ特有の深みを感じさせる、簡単には終わりにできないような、聴きこめば聴きこむほど道に迷うような展開が連続します。一筋縄にはいかないなんとも深みのある作品だと思いました。

本作のうりについて

最初は激しさがメインのテクニカルなデスコアアルバムかと思いきや、美しく透明感のある透き通ったサウンドが結構聴くことが出来、これは簡単に聴き流すことが出来ないんじゃないかなと不安に似た感覚を感じましたが、その予感は的中し、何とか理解しようと思っても、その音楽の深みにどんどんはまっていき、どこまでも抜け出せないようなずるずると、そして心地よいような心をすっと許してしまうような不思議な感覚に陥るところがこの作品の怖いところでありますね。

曲の構成はかなり複雑で掴もうとしてもそれが無意味に感じるほど、曲の中に色々な要素が詰め込まれています。なんとも不思議なアルバムですね。まあ何も考えないでただその流れてくるサウンドに身を委ねるだけというのも本作の聴き方のひとつだとは思いましたが

お勧めの曲について

私のお勧めの曲は以下の通りです。
#1「Oni」
#2「Esuna」
#3「Synthetic」
#5「Genetic」
#6「Paramnesia」
#8「CrestFallen」
#10「Spirits」
#12「Return」

#1「Oni」

静かにゆったりとした静けさを漂わすサウンドで始まり、そして歪み度が高いギターがザクザクとリズムを刻みながら、グロウルタイプのボーカルが叫びつつ展開していきます。時にブルータルにブラストするドラムがアクセント的ではあるものの畳み掛けるように激しく暴れながら、プログレッシブ的な複雑な構成のパートにより中盤まで進んでいきます。

そしてフワーッとした優しいサウンドが流れ、そしてそのゆっくりとしたサウンドからテクニカルなリズムを刻んでいくギターが現れ、メロディアスな美しい演奏を聴かせてくれます。激しさを少々加味させながら歪んだDjentサウンドとともに曲の最後まで進んでいきます。

#2「Esuna」

なんともテクニカルな演奏をするギターが特徴的で、複雑な印象を与えるナンバーです。気怠さを感じさせる、パートがあり、ゆったりとした時が流れるような不思議な世界観を作り出し、理解しようとしてもなかなかそうはさせてくれないなんとも難解なパートの繰り返しによって曲が展開されていきます。

聴いていて心地のよい部分と、難解ななんとも落ち着くことの出来ない部分とが入り混じって、曲の難解さを改めて認識させられました。

#3「Synthetic」

非常にDjentサウンドが顕著な始まり方をする曲です。個人的にはこのあまりにも歪ませたDjentサウンドが癖になり、つい何度も聴き続けてしまうんですね。Djent好きな人にはたまらないパートなんじゃないでしょうかね。

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曲自体はミドルテンポで進んで行き、どこか心地よいヒーリングにも近いような美しさを滾らせたパートもあるので、心地よさに身を預けたくなるようななんとも不思議な世界観が個人的にはたまらなく好きです。

#5「Genetic」

非常に変わったサウンドで始まる、プログレッシブ度の相当高い曲です。あまりに変わりすぎたメロディを演奏しているのでなかなか伝えにくいのがなんとももどかしいですね。非常にトリップ感覚が強いので、どんどん深みにはまり込む中毒性をも孕んでいる様ななんとも不思議な感覚。。

派手さはないんだけど、他の曲には無いようなテクニカルでプログレッシブなサウンドに捕まるとどんどん深みにはまっていくのでちょっと危なっかしさも感じますね

#6「Paramnesia」

少々アップテンポで、メロディアスな曲です。ギターソロの美しさが続き、時にザクザクと刻まれるアグレッシブなギター、そして難解かつ手数の多いドラム、リズムは超変則的なんだけど不思議と整合感はまったく持って完成されており、まったく危なげなくテクニカルな演奏でどんどん進んでいきます。

あまりに複雑なので聴いているこちら側はまったく置いてけぼりです。サウンドが複雑過ぎてについていくのは大変なんですね。そこがEntitiesの凄さを感じる大きなポイントではありますが。

#8「CrestFallen」

曲の最初、リズムは多少複雑ながらも、美しい装飾が施された耽美的パートによって始まっていきます。どことなく眠りを誘うかのような美しさは心地よくもあり、その深く落ちてしまいそうな怖さも兼ね備えているような不思議な感覚を味わいました。そして、1:01あたりからDjentサウンドが現れ、少々ヘビーな展開へと進んでいきます。非常に歪んだギターのサウンドは、美しさが支配していた世界観に爪あとを残すかのように世界観を少しずつ壊していきます。

こういう展開は聴いていてぞくぞくしますね。美しさを少しずつ壊していくなんともその歪みかたはこの先どうなるんだろうと少しその先の展開に期待してしまいます。とまあその期待は望んだとおりにはならず、美しさは崩壊することなく最後まで漂わせながら、Djentサウンドも並行する形で世界観を多少歪ませた形でゆったりと最後まで流れていきます。

#10「Spirits」

結構ヘビーな曲で、デスコアっぽさも感じる激しい曲です。ザクザク刻まれるギターの格好良さは勿論、リズムの複雑さもかなり印象が強く、プログレッシブな要素もまた相当なレベルですね。

曲の前半はザクザク刻まれるヘビーなギターの演奏が中心で、曲の中盤以降は、この曲の前に多く聴かれてきた美しい世界観漂うサウンドを演奏しています。美しいプログレッシブなサウンドはEntitiesの一番の売りであるのですが、この曲でも十分に聴くことが出来ます。心が洗われるかのような美しさは非常に神秘的な印象すら感じます。

#12「Return」

やはりテクニカルなサウンドが流れ、ミドルテンポで進んでいく曲ですね。若干落ち着いた印象はあるかなそれほど派手さやインパクトは感じられないものの、やはり複雑なリフの構成やリズム構成はやはり簡単ではなく、難しいことをやってるなという印象を受けました。

本作のマイナスかなーって思うところは?

とっつきにくい印象を受け、テクニカル過ぎて聴く人を選んでしまいそうかなと思いました。

色々語ったけど・・・ぶっちゃけ本作ってどうなの?

非常にテクニカルでプログレッシブ度が高いのでなかなか難解なアルバムだと思います。Djent要素はそこそこ取り入れられていてDjent好きな人にアピールできる作品だと思います。テクニカルでプログレッシブな作品がかなり好きな人にはお勧めしたいアルバムですね。

映像

Synthetic Divinity

評価

評価:★★★★★★★★☆☆ (8.0)

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