【デスコア】The Big Jazz Duo 「Enemy」(2015)

スポンサードリンク

アルバムについて

イタリアはアレッサンドリア出身のデスコアバンドのアルバム。

トラックリスト※赤字はお気に入りトラック

01. Limbo
02. The Sphepherd
03. Descent
04. Ravenheart
05. All Those Who Wander Are Lost
06. The Hollow Sunset
07. Haunted
08. The Three Beggars
09. This Darkest Hour

お気に入りの曲

01. Limbo
03. Descent
04. Ravenheart
06. The Hollow Sunset
07. Haunted
08. The Three Beggars
09. This Darkest Hour

好きなところ

かなり激しくてブルータルなサウンドであるところ。

好きではないところ

ないですね。

説明

バンド名から決してデスコアと想像することが出来ない印象でかつ、デスコアサウンドのど直球といういろんな意味で驚かされるところが面白い印象を受けました。とにかくどぎついブルータルなサウンドで聴き手を圧倒するその凄まじいデスコアサウンドが実に格好良く、まったくノーチェックだったこのバンドの印象をぐっと引き上げてくれるなんとも興味深いアルバムに仕上がっています。

時にシンフォニックな美しいパートが出てくるものの、アルバム全体に滾るどす黒くて重苦しいサウンドが醸し出す不穏で不気味なサウンドがなぜかゾクゾクさせられてめちゃくちゃ格好良いですね。ブルータルなデスコアサウンドでお探しの方にはお勧めしたいと思わせるほど良い出来栄えなんですね。

本作のうりについて

とにかくデスコアアルバムとしてよく出来ていると思うし、めちゃくちゃ激しく暴れるパートがなんとも格好良いし、あまり知られていないだろうバンドだけに(まさか知らないのは自分だけ?)、これから色々と楽しませてくれそうなバンドではあるかなと。

ブルータル度数がかなり高めで、激しさを求めている人にはうってつけのアルバムだと思います。十分激しさに強烈なインパクトを感じるし、そのインパクトは結構レベルの高いもので、まったく油断していましたよ…想像していたよりもはるかに強烈なインパクトに襲われ、ガツンと強烈な衝撃を受けたのは今では良い思い出です。

お勧めの曲について

私のお勧めの曲は以下の通りです。
#1「Limbo」
#3「Descent」
#4「Ravenheart」
#6「The Hollow Sunset」
#7「Haunted」
#8「The Three Beggars」
#9「This Darkest Hour」

#1「Limbo」

出だしはゆっくりめ、かつ重苦しい展開から始まりますが、途中ブラストしながらもデスメタリックな要素の強さを感じさせながらも多少メロディアスなギターとともに疾走していくパートが印象的です。

途中軽快に進みつつ、ドラムのブラストを交えながら、時にかなりヘビーなブレイクダウンパートも使われ、曲の展開は複雑を感じさせながら展開していきます。シンフォニックなパートも使われていて、色々なことを取り入れたナンバーですね。

#3「Descent」

曲の最初から結構疾走感を感じさせるパートで始まり、かなりの勢いを感じさせるナンバーです。結構爽快感もあり気持ち良く曲が進んで行きますかなりテクニカルな演奏を聴かせてくれるのですが、やはり勢いで押し切るその疾走パートがなんともいいですね。

そのあと曲が減速しミドルテンポ&シンフォニックなパートが出てきますが、曲自体格好いいと思いますし、緩急をつけた曲の展開はいい感じでバランスを保ちながら展開されていきます。

#4「Ravenheart」

さらにデスコア色を強め、この曲あたりからThe Black Dahlia Murder色を強めていきますね。時にシンフォニックな装飾を施し、ブラストしながらも耽美的な色合いに、どす黒くえげつないほどにブルータルなデスメタリックかつブラックメタル的な超ブルータルなサウンドを聴かせてくれます。

スポンサードリンク

時に美しく、時に激しさを纏ながら突っ走っていく様がなんとも格好良いですよね。サウンド的にThe Black Dahlia Murderに影響を受けてるのかなと思いました。この後の曲でもその要素が垣間見れます。

#6「The Hollow Sunset」

曲の出だしはシンフォニックな大仰な雰囲気に美しさを感じさせ、まるでArcturusのようなピアノの装飾に彩られたサウンド・・・耽美的なそのパートから、もうセオリー通りといったら意地悪な書き方かもしれないけれども、展開としては分かりやすく、その美しさから奈落の底に突き落とそうとするような悪意ある展開を見せるデスコアサウンドの幕開けともいえるブルータルなドラムのブラストからのどぎついデスメタリックサウンドと言える激しい曲の展開。

こういうの嫌いじゃないですねー。とにかくブルータルなデスコアサウンドで突っ走っていくさまは圧巻の一言。Abigail Williamsほどブラックメタル色は強くはないけど、Abigail Williamっぽさも、というと言いすぎかな…。とまあとにかくブルータルなデスメタリックサウンドがなんとも興奮を呼び起こしてくれるなんとも格好良いナンバーなんですよね。

#7「Haunted」

この曲もまたArcturusのようなピアノの装飾から曲が始まり、そしてThe Black Dahlia Murder色がさらに強まって、ブルータルなブラストや疾走パートといった分かりやすい曲の展開でスピードに身を任すかのような勢いでとにかく曲は進んでいきます。

疾走感はかなりあるので、これがまた格好いいんですよね。シンフォニックなパートが途中に出てきて耽美的な部分もあり、激しさと美しさとがうまく調和されていて、そのちょうど良い美と醜のバランスの取れている感じが個人的には好きですね。素直に格好良いと思わせる完成度の高い曲だと思います。

#8「The Three Beggars」

ギターの演奏が特徴的で、メロディアスなそのギターの存在感を強く感じさせるナンバーです。どこかメロデスっぽく感じさせる、メロディの量が他の曲と比べても多いと思うので結構聴きやすい曲かも。ブルータルさは相変わらずで、爽快感も半端じゃないですね。

ただブルータルなインパクトの強い部分を前面に出し切らず、程よい疾走感から来る爽快感に、メロデス風味のメロディの要素は結構強めでかなり格好良い曲だと思いますね。

#9「This Darkest Hour」

そしてラストを飾るこの曲は、疾走感は最高に達し、そしてブルータルでかつ溢れ出るメロディの数の多さ、シンフォニックな装飾を纏い耽美的な要素を強めながらとにかくアルバムの終盤に相応しいクライマックスを迎える曲の展開に興奮は冷めることはない、といった感じで、美しいピアノの演奏へと曲が流れていきます。

ブルータルなんだけど、時に感じさせる耽美的でシンフォニックな装飾が曲の美しさが絶妙なバランスをもって構成されている、なんとも素晴らしいナンバーであると思いました。本当に格好良い曲ですねまあ曲の途中で激しいパートから、ピアノの演奏に切り替わりエンディングを迎える・・・ラストを飾る曲として良い形として終わっていきます。

本作のマイナスかなーって思うところは?

見当たらないかな?好きなところが多くてマイナスと思えるところが霞んで見えてるのかも。

色々語ったけど・・・ぶっちゃけ本作ってどうなの?

素晴らしいの一言で片付けてしまうのは簡単ですが、素直にいいなーと思いましたし、このバンドの存在をまったく知らなかったので、かなり楽しませてくれたアルバムでしたね。デスコア要素として申し分のない完成度だし、The Black Dahlia Murderっぽさを感じるナンバーがいくつか見受けられたのもかなり良かったのかもしれません。デスコア好きの人にはお勧めしたいアルバムだと思います。

映像

Haunted

評価

★★★★★★★★★☆ (9.0)

スポンサードリンク

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。