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映像

Ⅰ.これぞプログレッシブデスコアバンドであるAfter The Burialの真骨頂とも言えるサウンド

まさかここまでとは…。

After The Burialの新作が出ることは、私の中にとって今年の大きなニュースになることは間違いない。なのに、新曲のチェックを怠っていたことは不覚といっても言い過ぎではない。はっきり言って油断していたといえばその通りなのですが、しかしまあなんて言うかここまでの曲を作れるものかね…?と本当に驚かされる。なんというポテンシャルの高さなのかと、決して落ち着くことなく攻撃的でいて孤高の存在とも言えるほどに曲の素晴らしさがとにかく突き抜けている。ここまでのレベルに達するにはどれくらい努力すればよいのか?才能はもちろんだが、努力とか才能とか、そういった要素だけではここまでのレベルに達することなどできないだろう。After The Burialというバンド。どこまで進化すれば気が済むのだろうか?

Ⅱ.After The Burialの圧倒的存在感

Sumerian Recordsの代表バンドとして現在もなお君臨し続けている孤高の存在といえるAfter The Burial。音楽性は一貫しているものの、出生作である2ndアルバムの「Rareform」ではDjentサウンドを多く取り入れ、テクニカルでプログレッシブな要素を取り込みつつ、非常にメロディアスな作品であったが、いかんせんまだ粗削りで勢いに任せたかのような印象を強く受ける、まだまだ発展途上の作品であったことは否めなかったものの、Meshuggahの名前を引き合いに出されるほどにテクニカルな作風が衝撃でいて異端な存在であるがゆえにSumerian Recordsの看板バンドとしてのポテンシャルの高さは凄まじいものであったといえる。そしてプログレッシブな作風は深化を増した「In Dreams」により、After The Burialの存在感は更にプログレッシブなデスコアバンドとしてより強固なものとなる。他でもない、彼らにしか作り出せない世界観というものがすでに完成されており、多くの素晴らしい楽曲に魅了され、一度踏み込んだら決して抜け出すことなどできない非常に中毒性の高いサウンドがアルバムに詰め込まれている。かくいう自分も抜け出せなくなったうちの一人ではあるが…。

Ⅲ.After The Burialのサウンドには今までも一喜一憂させられてきた

「In Dreams」は中毒性が非常に強い作品であったものの、次にリリースされた「Wolves Within」では落ち着きを見せたかのような少々物足りさなを感じさせる作品で(あくまで個人的な意見ですが)、「In Dreams」ほど深くのめりこむことができなかったことはここで正直に話しておこうと思う。いや中毒性がなかったわけではないが、どうしても頭から離れなくて困るような「In Dreams」よりは中毒性が薄まっている印象が強く、After The Burialに対する存在の大きさは、「In Dreams」にのめりこんでいた頃に比べると小さかったことは否めなかった。それはAfter The Burialの存在が自分にとって非常に大きいものであったからなんですね。

Ⅳ.数多くのプログレッシブなデスコアバンドがひしめくSumerian RecordsにおけるAfter The Burialの存在とは

Sumerian Recordsに所属するVeil Of MayaやBorn Of Osirisといった、双璧をなす古参とも言えるバンドや比較的新参なるAnimals As LeadersやPeripheryの強豪達と比べても、やはりAfter The Burialの存在は負けるとも劣らず、今も尚その存在は強固な存在であるといえる。そんなAfter The Burialの存在というのは、自分にとっては絶対的な存在だと思っている。このバンドのおかげでデスコアというものの存在が自分にとって切り離すことのできない存在になっている。非常に影響を強く受けたものであるがゆえに、期待の高さもほかのバンドは比べ物にならない。楽曲の一つ一つ、さらに言うと曲のすべてのパートに一喜一憂するくらい深いところまで自分の心が反応する。After The Burialの音楽はそれほどまでに自分にとっては大きな存在なんですね。

Ⅴ.過去の作品を振り返ったところで新たなにAfter The Burialの楽曲について考えてみる

前置きが長くなりましたが、今回取り上げるPVの「Collapse」。これがまたキレッキレなわけですよ。とにかく凄すぎる。何が凄いって、Djentサウンドの切れ味の鋭さ、テクニカルでいて機械的な正確無比なリフの繰り返し、感情など存在しないただただ攻撃的に聴き手の感情を無慈悲なほどに突き放したような冷徹なサウンド。中毒性が非常に高く、とにかく一度聴いたら聴き続けないと心が落ち着かないほどに引きずり込まれるような感覚は非常に危ない。そう、この危なさを感じさせる中毒性の高い音楽を作るのが非常にうまいのがAfter The Burialなんですよね。心拍数の高まり、落ち着かない妙にドキドキする感情、もしこの曲が流れているときに止められたら心が不安的になり攻撃的な感情さえ出てくるような非常に厄介な存在。でも、やめられない。音楽というのは人の心を豊かにしてくれるはずなのに、その逆にこの曲は作用する。そもそもAfter The Burialに求めるサウンドというものはこういった危ないサウンドなのかもしれない。「In Dreams」はそれが多く、「Wolves Within」はそれが少なかった。ただそれだけでAfter The Burialを評価しているのかもしれない。そして今回紹介したPVの「Collapse」には非常に高い中毒性を感じたのは事実。だからこそ、「Collapse」の衝撃は凄まじいと感じ、もしかすると新譜「Dig Deep」はとんでもない作品なのではという期待が非常に高いんですよね。

曲の説明

時間 説明
0:00~ 非常にうねりを上げるようなカオティックでテクニカルなギターのメロディのインパクトの強烈さに驚かされる。
0:12~ ここでドラムが登場。ギターの存在が強く、それを支えるかの如くドラムがリズムを下支えするように演奏している。ギターの存在が強いが故にドラムの印象は弱いように感じるも、実は非常にテクニカルでいて普通ではない。
0:37~ 一旦ドラムの音が鳴りやみ、静けさの中で聴かれるギターのリフは変わらずだが、ザクザク刻まれるその鋭さに驚かされる。非常に格好いいですね。
0:43~ 再びうねるようなギターの音が前面に押し出されたような展開が始まり、テクニカルかつ機械的に繰り返されるドラムの演奏に、否が応にもゾクゾクさせられる。0:45でエグイほどに「Collapse!!」と咆哮するボーカルはインパクト強烈。そのままボーカルが激しく歌い上げる。
1:33~ ボーカルは一度引っ込み(とは言ってもちょいちょい出ては来るのだけれども)、非常にカオティックなギターの演奏とドラムが、淡々として進んでいくが、このパートが実は聴きどころのパートでもある。非常に中毒性の高さを感じさせる。
1:52~ 淡々と進んでいた演奏が、突如ドラムがテクニカルに演奏し、曲の展開を聊か強引に変えようとするのかと予感を覗わせる。
1:55~ 続いてボーカルも登場し、曲はさらに混沌としていく。
2:11~ 軽くブレイクダウンパートをかましながら、テクニカルな演奏を繰り出していく。ザクザク刻まれるギターがとにかく格好良過ぎる。
2:24~ 突如ギターソロ登場。心地よく泣いたり非常に流麗なメロディをまき散らしたりと、とにかく演奏レベルの高さが凄まじい。
2:49~ ギターソロは終わりを迎え、激しく吠えるボーカル登場。そして曲は一旦小休止を挟む展開に。
3:22~ 曲が落ち着いた様相を見せるものの、ザクザク刻むギターリフが登場。曲は終わりに向け展開はゆったりとしたパートへと進んでいく。
3:32~ スローテンポでゆったりとした展開に。ボーカルが吠えながらも、そのままのスローなペースを保ちながら曲は終わりを迎える。

最後に

曲の後半はまったりとしたムードで終わるものの、曲の前半からとにかく非常に強烈な緊張感が張り詰めた空気に一瞬びっくりさせられたほど凄まじいAfter The Burialらしい曲だと思いました。After The Burialもアルバムを何枚かリリースしてもなおまったく落ち着きを見せることなく刺激的な作品を作り上げていることは驚きですね。とはいえ新譜はまだ聞いていないし、新譜の全容は全く見えていないので過剰な期待は禁物ですが、どうしても期待が高まってしまいます。期待を抑えつつリリースを待ちたいと思います。

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