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アルバムについて

アメリカはイリノイ州出身のデスコアバンドのアルバム。

トラックリスト※赤字はお気に入りトラック

01. Nyu
02. Leeloo
03. Ellie
04. Lucy
05. Mikasa
06. Aeris
07. Three-Fifty
08. Phoenix
09. Matriarch
10. Teleute
11. Daenerys
12. Lisbeth

お気に入りの曲

01. Nyu
02. Leeloo
03. Ellie
05. Mikasa
06. Aeris
08. Phoenix
10. Teleute

好きなところ

テクニカルでDjentサウンドが健在なところ。

好きではないところ

聴きやすくなった半面、Veil Of Mayaらしさが失われていると思わせるパートがいくつかあるところ。

説明

もうSumerian Recordsの代表格としてベテランの風格を感じさせるまでに成長した感のあるVeil Of Maya。本作もテクニカルでいてプログレッシブ色の強いサウンドが相変わらずのDjentバリバリのテクニカルサウンドが特徴的です。もう複雑なサウンドを使いこなすのは慣れたもんですね。さて過去の作品と比べてみるとですね、本作では結構キャッチーな部分を強く感じますね。アンダーグラウンド臭はかなり抑え気味でかなりメジャーを意識したようなわかりやすさを感じるかなあと。クリーントーンのボーカルの存在はかなり目立ちますね。と思ったらボーカルは前作からチェンジしているためなんですね。いやそれがバンドの意向からそうしているのでしょうけど。

アンダーグラウンド臭はかなり抑え気味

クリーントーンのボーカルの導入により、Veil Of Mayaのサウンド特有のアンダーグラウンド臭が薄れてきたように思えました。それがいいか悪いかは難しいと思いますが、変化を大きく感じてしまったのは確かなんですね。

期待しているのはこういう曲じゃない!的なナンバーがちらほら…

クリーントーンのボーカルについてはVeil Of Mayaのサウンドどしてこれで今後は行くんでしょうか?と疑問を抱いたのは正直なところなんですね。こういうサウンドを期待していたわけではないので、ちょっと困惑している自分がいます。

なんだろう、印象のかなり異なる曲が同じアルバムに収められていることを知り違和感が…

個人的なことを言うと、Veil Of Mayaに求めるサウンドっていうのは、「The Common Mans Collapse」の#6「Pillars」みたいな独自性のあるへんてこな変拍子バリバリのテクニカルなサウンドがなんですよね。決してキャッチーさをVeil Of Mayaに求めていないっていう考えはおかしな話だと思いますが、要はとにかく複雑でテクニカルで変拍子のサウンドが欲しいのさ、と思っていたりします。わかりやすい曲はVeil Of Mayaに求めちゃいない…なんて言ったら怒られますよねえ…。

ちなみに「Pillars」はこんな曲♪

いやー痺れますよ!2:09の短いナンバーなんですけどねえ(*’▽’)
今日も「Pillars」を聴いてキュンキュンしちゃいました!(‘ω’)ノ
1:10からが特に好きです!今でも大好きなんです!

とにかく「変であれ!」と言いたいわけですよ

まあ変なこと言い出して白い目で見られそうですが、音楽性にいい意味で(?)まともなものを求めてないというか、その気にさせといて今更まじめになるってどういうことなのよ!?的な(←意味不明)、そういう簡単にまじめにならないでほしいんですよね。Veil Of Mayaが独自性を少しでも失っていくんじゃないかっていう心配を非常に感じたんですよね。俺が知ってるVeil Of Mayaじゃない!なんていう日もそう遠くないのかな…?そんなことを考えてしまった本作なのであります。

衝撃の問題作「The Common Mans Collapse」を聴きなおしてみると

昔はよかったなあ、なんて言っちゃお話にならないのですけど、あえてそこは目を瞑らせていただくとして、やっぱり「The Common Mans Collapse」を聴くとVeil Of Mayaというバンドが孤高の存在であることを認めざるを得ない作品だったと思うわけです。ギラギラしたハングリーさを感じるというか。サウンドの難解さ、超絶テクニカルナンバーの応酬と、そりゃあ一発で惚れ込みましたよ。もうね、毎日がVeil Of Mayaのことばかり考えるほどでしたからね。新時代の幕開けキタ!ってなもんでもう狂ったように聴きまくったのを思い出してしまったです。アルバムのリリース当時は他にあまりいなかったですからね、こんな変わり者のバンド(アルバム)は。個人的にVeil Of Mayaのナンバーでの孤高の存在でもあるナンバーは#6「Pillars」です。これは本当に衝撃的。この曲に出会えたことを最高に幸せに感じるのですよ。

さて「Matriarch」に戻り聴きなおしてみると、#8「Phoenix」が一番の「私の知っているVeil Of Mayaナンバー」とか言ってみたりする。この曲は変わってないなーとつい言葉が出てしまうほどに時の流れに影響されていないVeil Of Mayaサウンド、といった感じ。やっぱり曲の出だしが「The Common Mans Collapse」の#6「Pillars」っぽいんですもの。こういうの好きだなー。

私の中の違和感が馬鹿正直に仕事をしている

#8「Phoenix」と#5「Mikasa」を聴き比べるとやっぱり全然異なる印象なんですよね。アルバムの流れとしてこの変わりようはいったい何なのか?と違和感がものすごい勢いで発動しちゃってます。もう手に負えないほどに。決して#5「Mikasa」を否定しているわけではなく、むしろPVを見た時の感想は「うおー!?Veil Of Mayaの新曲かっけー!最高すぎるやん!素敵やん!」とか思ったのは本当の話なんです。ただね、あいにく#8「Phoenix」のPVも同じくらいのタイミングで観たのですが、「あれ?俺の知っているVeil Of Mayaってこっちだわ。#5「Mikasa」?うーんどうだろう…?」と考えてしまったわけで、どっちも嫌いじゃないんですけど、違和感がどこか気持ちをもやもやさせるんですよね。

今後はどのような方向に進んでいくのか注目したい

#7「Three-Fifty」の曲の前半に見られるようなクリーントーンパートのボーカルが爽やかに歌うロックっぽいサウンドが増えていくのか、はたまた#8「Phoenix」のような変拍子を多用したごりっごりのデスコアっぽさ満点の過去の作品に多く感じられたアンダーグラウンド臭の強いサウンドを踏襲していくのか、このアルバムがターニングポイントとなっている気がします。バンドの方向性の岐路に立たされているような、何とも不思議な感覚。#6「Pillars」みたいな曲を期待するのは諦めたほうがいいんですかねえ…。(←くどい)

お勧めの曲について

私のお勧めの曲は以下の通りです。

#1「Nyu」
#2「Leeloo」
#3「Ellie」
#5「Mikasa」
#6「Aeris」
#8「Phoenix」
#10「Teleute」

#1「Nyu」

めちゃくちゃ歪んだギターのサウンドはVeil Of Mayaの新作を待ち望んでいた人には十分なくらいに満足させる変態級のナンバー。こういうサウンドが聴けるのだからVeil Of Mayaのアルバムには期待せざるを得ないわけですね。Djent要素の強いサウンドであるがゆえに、格好良さを感じるわけですね。

#2「Leeloo」

ザクザク刻まれる鋭利なギターのリフが非常にテクニカルでいて、ごりっごりの激しいサウンドと変拍子のリズムとともに違和感たっぷりのサウンドに、相変わらずの複雑なサウンドを聴かせてくれて非常に気持ち良いです。

#3「Ellie」

さらに繰り出される円拍子のリズム、Djentサウンド炸裂の歪んだギター。歪みまくっている激しいサウンドが聴いていて実に気持ちいです。ここで聞かれるクリーントーンのボーカルは賛否あると思われます。私はあえて「否」側の意見と述べておきます。

#5「Mikasa」

本作「Matriarch」で一番驚いたのがこの「Mikasa」。Veil Of Mayaっぽさが一番失われたかと思いましたが、曲自体はストレートなメタルコアナンバーで、クリーントーンのボーカルも情感に訴えかけるような甘さを感じさせるメロディアスなナンバーですね。この曲の格好良さをVeil Of Mayaの過去のアルバムとあーだこーだと語ることが不毛だと思わせるほどに格好いいナンバーだと思います。個人的に相当お気に入りのナンバーです。

#6「Aeris」

この曲でもクリーントーンのボーカルの存在感は強く、コーラス部分でも爽やかな歌声を聴くことができます。この部分をVeil Of Mayaのファンはどう受け止めているのでしょうかね。1:27辺りで聴かれるヘビーでDjent風味の歪んだギターサウンドが格好良いので、この曲自体は好きなナンバーなんですけどね。

#8「Phoenix」

さて「Phoenix」ですよ。先述しましたが私が今までのVeil Of Mayaのアルバムの中で一番Veil Of Mayaらしいナンバーだなと思ったのがこの「Phoenix」です。このアンダーグラウンド臭の強いナンバーを聴いてしまうと、Veil Of Mayaと言えばこういう曲のことを言うと思うんだけどなあ…と言いたくなってしまいますが、あくまでこれは個人の意見なので聴き流してください(←何か言いたげ)

#10「Teleute」

曲の出だしがアルバム「[Id]」の#4「The Higler」やアルバム「Eclipse」の#10「With Passion and Power」みたいな爆走系のナンバー。爽快感があり聴いていて気持ちいですね。この曲もまた過去のVeil Of Mayaっぽさの強いナンバーです。

本作のマイナスかなーって思うところは?

少々聴きやすいサウンドを導入したはいいが、らしさが失われるるあるような心配もありますね。

色々語ったけど・・・ぶっちゃけ本作ってどうなの?

ボーカルの交代により作品の印象も過去の作品と比べて変わってしまったような部分もあり(決してボーカルのことを悪く言っているわけではありません)、今後どのようにVeil Of Mayaの音楽が変わっていくのか、それとも過去の作品の要素をより強めていくのか、いろいろ心配になる作品であると思いました。作品の質はいいのにどこかもどかしさがある…そんなことを気にしてしまった作品でした。

映像

Mikasa

評価

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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